最初に押さえる
学習のポイント
- 自己誘導、磁束、誘導起電力の関係を確認します。
- 用語の名称だけでなく、役割・対象・似た用語との違いまで説明できるように整理しましょう。
磁束が変化ΔΦ / Δt
→誘導起電力e が発生
→変化を妨げる向きレンツの法則
計算に使う
重要公式
式そのものだけでなく、各記号が表す量と単位、公式を使える条件をセットで確認してください。
ファラデーの法則
磁束の時間変化が誘導起電力を生み、負号はレンツの法則による向きを表します。
記号の意味
- 誘導起電力単位:V
- コイルの巻数単位:回
- 1巻きを鎖交する磁束単位:Wb(ウェーバ)
- 時間単位:s
- 磁束の時間当たりの変化量単位:Wb/s
使い方と注意点
一定時間の変化として扱う問題では dΦ/dt を ΔΦ/Δt に置き換えます。大きさだけを求める場合は負号を外し、向きを問う場合はレンツの法則で判断します。
計算例
100回巻きで磁束が0.01秒間に0.002 Wb変化すると、起電力の大きさは20 Vです。
コイルの誘導起電力
電流変化を妨げる向きに自己誘導起電力が生じます。
記号の意味
- 自己誘導起電力単位:V
- コイルの自己インダクタンス単位:H
- コイル電流単位:A
- 時間単位:s
- 電流の時間当たりの変化量単位:A/s
使い方と注意点
一定時間で電流が変化する場合は di/dt を Δi/Δt として計算します。負号は電流変化を妨げる向きに起電力が生じることを示します。
計算例
L=2 Hのコイルで電流が0.5秒間に3 A変化すると、起電力の大きさは12 Vです。
本番で迷わない
問題を解くときの手順
計算問題
- 問題文から、分かっている量と求める量を抜き出します。
- 接頭語を含めて単位をそろえ、使う公式の各記号へ対応させます。
- 式を文字のまま変形してから数値を代入します。
- 単位、符号、桁数と、答えが常識的な大きさかを確認します。
暗記・知識問題
- 「正しいもの」「誤っているもの」のどちらを選ぶ問題か確認します。
- 選択肢を主語・対象・働き・条件に分けて読みます。
- 似た用語へ置き換わっていないか、方向や大小関係が逆でないかを確認します。
- 法規では数値や期限だけでなく、誰が何をする規定かも確認します。
選択肢を見分ける
重要用語
用語名だけを暗記せず、「何を対象にするものか」「どんな役割・性質があるか」を一緒に覚えましょう。
- 磁束
- 面を貫く磁界の量で、単位はWbです。
- 自己誘導
- 同じコイルの電流変化によって、そのコイルに起電力が生じる現象です。
- インダクタンス
- 電流変化に対して誘導起電力が生じる大きさを表す量です。
理解を確認する